日本では人気でもドイツでは不人気が鮮明になってきたことから、BMWはトヨタ追従の方針を改めて、そしてなんと「トヨタの技術」を使ってコンセプトの修正を打ち出してきたようです。「車体剛性60%アップ(F30との比較)」なんて、F30のユーザーが聞いたら激怒しそうな衝撃の事実以外の何者でもありません。こんなこと伝えられても、心境としては「じゃあ4シリーズに乗り換えます」とはならないですよね・・・。
ただし、BMWはF30セダンの販売も継続していますし、このクルマを否定するつもりもないようです。アジア・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたこのクルマのグローバル戦略車としての価値を十分に理解しているようです。ただし、よりレーシーなBMWを求める層が顧客になる4シリーズに関しては同じコンセプトでは通用しないと判断したようですね。
車体剛性を上げるとともに、クーペだからということもあるでしょうが、車重を思いっきり下げて、コーナーリング性能を向上させます。F30セダンではあらゆる挙動が気持ちの悪いピッチングにつながり、「これはBMWではない!」くらいに非難する人もいるくらいですが、4シリーズは「設計」で抑え込んでしまう様子。岡崎五郎さんも「これは良くなってますね」ってハッキリ言っちゃってましたね。
BMWとしても仕切り直しの1台なので、F30の色眼鏡で見ないで!WCOTYを貰うぞ!っていう感じで気合が入っているようです。まあ「迷走BMW」か「多様性BMW」なのかなんてどっちでもいい話ですが・・・。F30乗りがトヨタ車をバカにするのだけは「笑止千万」といったところでしょうか。
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