この118dは、基本的には320dの2Lディーゼルをデチューンしたものなので、マツダやミニの1.5Lとはちょっと格が違う!!!しかも「縦置きディーゼル」です(218dとも違うぞ!!!)。それでも2.2LでLパケを用意するマツダ・アクセラXDを警戒して300万円台前半くらいを予想してましたが、どうやら「マツダは相手にしない!」とばかりにある程度の差を付けてきました。もちろんブランド内の320dとの兼ね合いもあるとは思いますが・・・。それでもDMのお支払いプランを見ると、頭金135万円で月々11800円なので・・・購入即決!!!とばかりに気持ちが動く人もそこそこいるのでは!?
ディーゼルの「ちょい乗り」はあんまりオススメしないよ!とか訳知り顔に言ってくるクルマオタクもいるかもしれないですが、日本でも軽油の成分が、特に硫黄の規制によって昔とは大きく変わってきてますし、それほどに気にする必要もないんじゃないの!?という気もします。20年前ならば、ダンプやトラックの往来に佇んでいれば大気のヤバさで小一時間で死ねるレベルでしたが、最近では少々気分が悪くなる程度に軽減されてますし・・・。
ディーゼルの良さってのもあります。ガソリンエンジンだと、急な登りでエンジンパワーが萎んで頼りなく感じる時がありますし、ギアの選択にも困ることも・・・。それがディーゼルではロープで引っ張られているくらいに力強くボデーがずんずん登っていきます。ほかにも、無音で発進して、乗っていてなんか味気ないHVなどよりも、カラカラ、ゴロゴロとエンジンが絶えず鳴りつづけている方が、なんだかクルマが「生きてる」みたいで楽しいく毎日を過ごせるんじゃないですかね。
どうやらPSA(プジョー・シトロエン)も近々この「カラカラ・ゴロゴロ系」を日本に持ってくるようで、夏頃にはBMW、ボルボ、マツダとの間に「ディーゼル」バトルロイヤルが開戦しているかもしれません。PSAですが308、C4、C4ピカソの中型3台から始まるようです・・・VWのディーゼルが日本に来ないうちにシェアを奪え!とばかりに強烈な価格攻勢があるのか?
もっと視野を広げると、これらディーゼルの「諸勢力」は結局のところは、日本においては「クリーンなイメージ」が強力過ぎるHV勢との戦いに勝たなければいけません。日本で好調な販売を続けるプリウス、フィールダーHV、ヴェゼルHV、シエンタHV・・・なかなか個性的で強烈なラインナップです。デザインも評判でファミリーカーとして絶大な支持を得ています。これに対する「ディーゼル連合」のエースは・・・どれだ?
はどのクルマがディーゼルの「イメージリーダー」になりえるのか? 今までのところはマツダのCX3、CX5が上手くハマっているようですが、それでもSUV市場はヴェゼルHVとエクストレイルHVに頭を抑えられているように、ディーゼル全体を牽引するような勢いは残念ながらありません。そんなやや停滞気味というかインパクト不足なマツダ勢に代わって、BMW118dにはその知名度を存分に生かして「ディーゼル組」を背負って立つくらいの躍進が期待されるんですけどね・・・。
ちなみにボルボのライバル車になるV40・D4(349万円)/V40・D4SE(399万円)と比べると、118dのコストパフォーマンスがなかなか良いことがわかります。パワーシートが標準で本革がオプションなのが「SE」で、素のモデルでは本革シートは選べません。つまりボルボでは現実的に「SE」を売るわけですが、118dMスポでも385万円ですから、対ボルボに関しては完全に「マーク」できていると思います。ボルボには対抗するけど・・・改めて!!!アクセラなんぞは1erのライバルにはならん!!!(笑)
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