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2014年03月09日

日本市場で335iセダンを売らない理由は?

  最近では直4のBMWを絶賛するという謎の自己満足な一派がネット上でちらほら見られる。彼らの主張はともかく日本で走る南アフリカ製BMWに6気筒モデルは存在しなくなったわけだから、いまさら直4であることを強調しなくてもいいんじゃないの?と思う。「直4のアテンザ」とか「直4のアコード」とか言う人なんていない。それと同じようにBMWも4気筒が当たり前になったのだから・・・。

  BMWはスポーツカー用の専用プラットフォームを持たないのだから、FRベース車は全て6気筒であるべきであり、4気筒は排斥すべきだと私は思っている。おそらく「直4BMW」推進派の人もそういう「原理主義」を恐れて、無意識の言い訳をしているのだろう。そもそもBMWのシャシーは「上」「下」の2種類のプラットフォームともに、直6エンジンを想定した設計になっているから、直4の音振には十分に対応できないという欠陥が発生する。

  そもそもシャシーの設計は、まず第一にクルマで一番重い部品であるエンジンの形状を想定して行われるのが普通である。よってBMWやメルセデスに見られるように、グレードによって4~8気筒の様々なエンジンを使うという設計は、極めて安易で利益を第一に重視した非クルマ作り的な考え方だ。

  輸入車のおかしい設計などまったく気がつかないアホなジャーナリストは、レクサスLSが8気筒エンジンに固執していることを平気で批判したりする。ドイツ車大好きなガサツな神経の持ち主にはLSの設計思想などわかるはずもないだろうし、もしレクサスLSが燃費を重視してV6+HVを搭載したらどうなってしまうかなんて想像もしないのだろう。

  バランサーシャフト頼みの安っぽいV6エンジンをレクサスブランドの最上級車に積むなんていう発想はトヨタにはとりあえず無い(もし出て来たら笑えるが・・・)。1000万円超の高級車の設計とはそれくらいに神経を使って仕上げなくてはいけないとトヨタは良く分かっている。普通のクルマですら、メルセデスを大きく上回る精度で取り組むトヨタならば、他のメーカーでは製造が不可能なレベルにまで研ぎ澄まされた設計でも可能なのだ。

  レクサスLSが最高級車の定番としてSクラスを駆逐した理由は「トヨタが誇る精度」だ。ただしレクサスの神通力はずっとLSだけに限定されてきた。現行のGSとISがやっと出て来た「超高性能第2弾」だ。またまたドアホで有名な日本のライターは「何で直4ターボが無いんだ!」と吠えていたが・・・コイツらが高級車を理解するのは永遠に無理なことだろう。

  そりゃ直4ターボを載せれば日本中の愚かな人々が喜んで買うかもしれない。しかしそれではせっかくのレクサスの品質を信じてくれている人々を裏切ることになってしまう。そして総力を挙げて開発したせっかくの世界最高の中型車プラットフォームが台無しになってしまう。トヨタのコストダウンが酷いという意見をたまに耳にするが、廉価なクルマを合理的に作るのも自動車会社の大切な仕事だと思う。そしてトヨタはたくさんの代金を貰う高級車作りに関しても誠実なメーカーだ。

  BMWがF30系で335iセダンを日本では発売しない理由はなんなのだろう?いかなる理由があったとしても、この事に関してはBMWを許すことができない!買うヤツも悪いかもしれないが、売るヤツも売るヤツだ・・・。「Mとアルピナ以外はカスだ!」と声高に叫んで注意喚起したい気分だ。



ラベル:レクサスLS BMW335i
posted by バイヤン at 04:01| Comment(2) | 3シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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